影千代の事

04 /28 2016
家にいた猫は歴代で7匹かな。
今は1匹もいません。
その中で影千代のことは一番思い出す。

桜の花びらが川を流れると川岸を走って追いかけた。

犬と一緒に散歩に行きたがった。
最短コースの散歩道を連れて行ってやると
ちゃんとついてきた。
帰ってくるともう大満足で玄関に入って行った。

私が用事で出かける予定の日はもし外に出っぱなしになってしまうといけないので連れて行かなかった。
それとか遠距離の散歩に行くときも迷子にするといけないから連れて行かなかった。
玄関で行けるかと待っている影千代に
「影ちゃんはお留守番よ」というとモオ~というような顔をしてあきらめた。

初めから 外に出していたわけではなく
外に出たがるので
少しづつ外にいることもならしていったある日。
それも大雨の降り続いた日 帰ってこない。
ネズミ取りにでもかかって 雨に濡れながらいるのではないかととても心配した。
夜が明けたらすぐにご近所だけでもと迷子のチラシを張ったり投函したりした。
そうしたら、その日の夕方帰ってきた。
だから約1日半、行方不明になっていたわけです。
あいにく私が1時間半くらい家を留守にしている間に帰ってきたようで
ガラス窓に肉球で入れてくれと触った跡があった。

影千代がうちに帰ってくるところを見たかったです。

その後、もう外に出ることも心配がなくなりました。
名前を呼ぶとだいたい、1、2分で帰ってくるから私の声の届く範囲にいるなと思いました。
周りが山なので自動車の心配も少ないのです。

最近、整理していたら こんなハガキが出てきた。
IMG_3537.jpg
このころは5キロくらいあったと思う。
それが1年くらいかけて徐々に痩せてきたと思ったら
1年前の11月に発病。リンパ腫でした。
手術はできない。治療をしても助かることはない。
悩みました。
でも、一縷の望みでステロイドとか 抗がん剤とか与えると 薬など飲んだことのない猫はよく効いた。
持ち直しましたが
6か月後亡くなりました。

私は特に影千代をかわいがっていたわけではないのだけれど
やはりここまで書くと泣いてしまう。
心に残る猫でした。賢かった。

命日が近くなったある日、2階の階段を上ったところの壁の角が黒く汚れているのに気が付いた。
IMG_3532.jpg

影千代がくねくねくねくね体をこすりつけた跡です。汚れているなあとは思っていましたが
こんなに真っ黒になるほど汚れていたとは気が付かなかった。
経年変化で汚れがはっきりしてきたのか。
普段は見過ごしていたところに
命日近くに気づいたというのは影千代が帰ってきたのかなと思った。

飛行機に乗って灰色の雲海の上を飛ぶと
影千代はこんなところで遊んでいるのかなと思う。
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